たくさんの人がやってくる支笏湖。
支笏湖でカヌーを楽しんで頂くと、陸からとは違った視点で自然を楽しんでもらうことができます。
わたくしはガイドではないので自然の中に案内することはできませんが、ツアーから帰ってきたお客様をお店でお出迎えして、たくさんの笑顔を誰よりも見ています。
そんなある日ふと気づいてしまいました。
ツアーの最中は楽しんでいただけていることは確実だけど、次につながっていないのではないか?
次、というのはリピーターになっていただいたり、かのあのファンになっていただくこと。
「どうしたらいいもんかねー」とガイドスタッフと一緒に悩んでおりました。
先日、東京に仕事のヒントを探しに行ってきたところ知り合い2人からおすすめされた「Dr.ストレッチ」。
マッサージではなく、トレーナーの方にストレッチをしてもらうサービスです。
ここまで人からおススメされるということは「何かがあるはず!体験する以外ない!」とサクッと予約して体験してきました。
いいサービスには訳がある、と店内をくまなく観察しながら、ストレッチを受け(悲鳴を上げたくなるほど痛くて運動不足を実感し反省しています)、痛気持ちよくなるまでにはしばらくかかりそうですが、普段伸ばすことのない筋肉を伸ばすのでなんだかすっきりした気がします。
サービスのクオリティはもちろん高いのは理解できました。
そこに加えて、ストレッチが終わってトレーナーの方からメンバーズカードと名刺をもらいました。
そこにはトレーナーの自己紹介が表面、裏面に「 Dr.ストレッチ 」の公式HPと 「 Dr.ストレッチ 」 のリクルート情報にアクセスできるQRコードが2つ並んでいました。
「これだ!」と思い、支笏湖に帰ってから早速ガイドメンバーと作戦会議!
ツアーに参加していただいたお客様とSNSでつながることでリピーターやファンの創出につながるのではないか?という仮説です。
お店のSNSアカウントと個人SNSアカウントのQRコードを乗せた配布用の名刺を作成し配布する実験を開始ししました!
自分からやりたい言い出しましたが、正直効果があるかどうかは半信半疑です・・・
もくじ
今回の内容
- 配布用の名刺を作成
- 名刺にはお店のSNSアカウントと個人のSNSアカウントの2つを
- 名刺を配布しまくる!
配布用の名刺を作成
まずは配布用の名刺を作成します。
名刺作成は、ネットから注文できるラクスルを利用しました! ↓
ラクスルでは下図のとおり、大きさや台紙、厚さ、色とバリエーションが選べるので自分の望むパターンの名刺を作成することが可能です。
サイズ | 通常(91×55mm) | 欧米(89×51mm) | 小型(85×49mm) | ||
種類 | 光沢紙 | マット紙 | ケント紙 | 高級紙 | 片面強光沢紙 |
厚さ | 標準(220㎏) | 薄手(180㎏) | |||
カラー | 片面カラー | 片面モノクロ | 両面カラー | 表面カラー裏面モノクロ | 両面モノクロ |
また、デザインのテンプレートが充実しているので作成するのも簡単です!
料金は納期で変動します。
受付日から3営業日後~を選択すると名刺100枚を499円(税込み)~とリーズナブルに作成することができます。
ラクスルの安さの秘訣は、ラクスルは印刷物の発注だけを受けて、全国の複数の印刷会社と協力し、印刷会社それぞれの空き時間に印刷作業を割り振って印刷し、発送しています。
ラクスルが存在することで、
- ラクスルは注文を受けて収益を上げる
- 印刷会社は空き時間に受注を受けて収益を上げる
- 利用者は安く印刷することができる
と三方よしです。
空き時間のマッチングというすごいビジネスモデルですね。
勉強になります。
名刺にはお店のSNSアカウントと個人のSNSアカウントの2つを
名刺作成は、テンプレートに情報を入力していくだけです。
名刺のには一般的に乗せる情報である名前や仕事情報に加え、ここに今回の目玉であるお店のSNSアカウントと個人SNSアカウントのQRコードを挿入します。
名刺に乗せる個人のSNSアカウントへつなげるQRコードは、QRのススメで作成しました! ↓
QRコードの作成は、SNSのアカウントURLをコピーしてボタンをクリックするだけと非常に簡単です!
さらにQRコードのススメでは、様々のバリエーションQRコードを作成することもできます!
名刺で使ったのは、かわいらしいイラスト入りのQRコードにしまいた。
QRコード作成を含め、ものの30分程度で名刺を作り、サクッと注文です。
名刺を配布しまくる!
名刺が到着したらあとは配布です!
ガイドスタッフは、ツアーの際に名刺をお渡しします。
ツアーの前がいいか?それともツアーの後がいいか?の結論は出ていませんが、どちらの方が反響がいいかを実験しながら探っています。
名刺を渡したら話のタネが生まれますし、上手にツアーに取り入れつつ、アカウントの登録数が変動するか効果測定をしていきます。
残念ながらわたくしはツアーでお客様とコミュニケーションをとる機会がないので、そういった意味ではあまり日常的に配布する機会がありませんが、定期的に勉強に赴く集まりで配布する所存です。
果たして参加してくれたお客様はフォローしてくれるのか!?
要チェックです!
今回の結果
思いついたのが繁忙期を超えた冬前だったのでツアー自体があまり多くない時期となりましたが地道にコツコツ取り組んでいます。
現時点ではまだまだ効果を測定している段階です。
イメージするところ、この取り組みは爆発的にフォロワーを増やすような方法(網を使った漁)ではなく、地道に一人ずつ獲得していく方法(モリで突く漁)です。
おそらくSNS上でバズらせる方法に時間を割いた方が結果が出るのかもしれません(バズらせることができる自信は微塵もありませんがw)。
がフォロワーという数字を多くするのが目的ではなく、ファンを創出するのが今回の目的です。
その点、アウトドアガイドというのはわたくしが俯瞰して眺めている限り、地道に一人ずつ獲得する方法と相性がいいと考えます。
アウトドアガイドの本質はコミュニケーションです。
コミュニケーションをとり、関係を構築するツアーの中で、表面的な関係から一歩進んだ「繋がり」になりえるのではないかと推測しています。
もちろん参加していただくツアーによって変わりますけれどもね。
ツアーの内容とファンを作る施策には相性があると考えるので、どのツアーにどの施策がハマるのか?
また他にどのような施策があるのか?は今後も考え続けて、仮説を検証を繰り返していきたいと思っています。
今回の学び
他地域のアウトドア事業者さんのところに行くのも非常に勉強になりますが、別の業界のサービスを受けて自分たちの仕事をアップデートするのも大切だと感じました!
何か取り入れることができないかな?という視点を持って旅行に行くと様々な発見がありますね。
今までの人生でお客様にサービスを提供する、という意識を持って生きてこなかったので今まさに興味津々で、日々考え、方法を模索し、試行錯誤しています。
また、鳴海ガイドと話している中で「QRコードもアナリティクスで流入経路を分析できないっすかね?」と話題になり、まったくわからなかったのでググったらありました!
残念ながら名刺を注文し終えてしまっていたので、次回名刺を注文する時に取り入れてみたいと思います!
どうなるかわからないことを実験するのは楽しいね!!