かのあは、支笏湖温泉街の商店街地区にお店を構えてツアーの受付や荷物の準備を行ったり、カフェのテイクアウト、物販などを行っています。
三角屋根のかわいいお店です。
お店で受付をしていると意外と当日のカヌーツアーに飛び込みで参加される方が一定数います。
天気のいい気持ちがいい日は、自然をダイレクトに感じることができるカヌーツアーといったアクティビティに参加したくなりますよね。
となると、気持ちがいいから何かしたいなーと思う方が、ふらっとお店に来てフラッとカヌーツアーに参加できるようにお店の前を工夫することでカヌーツアーに参加してくれる人が増えるのではないか!とあれやこれやと店前を改善しています。
まだまだ完璧だ!と完成しているわけではありませんので途中経過ですが、2021年にやった店前の改善をいくつか振り返ってみたいと思います。
一点、店前の改善は僕のアイデアでゴリゴリ改善しているわけではありません。
スタッフみんなで話し合って思いついたものを片っ端から実行しています!
最近はとりあえずやってみよう、としか言っていない気がしますw
もくじ
今回の内容
- 店前にブラックボードを掲示してツアーの料金などの詳細を提示
- クレジットカード決済が可能なことを掲示
- 「支笏湖無限遊び」無料レンタル品の設置
- ガラス越しにテレビで動画を流す(未完)
店前にブラックボードを掲示してツアーの料金などの詳細を提示
もともとあったブラックボードの情報掲示板。
だいぶ古くなってガタが来ていたので新しいものに更新をしました。
さらに1枚だったブラックボードを2枚にして、1枚目はカヌーツアーの情報、2枚目にはテイクアウトカフェとタイムリーな情報を載せています。
まだブラックボードを十分に生かし切れていないと考えていますが、どのような情報がいいかねーと議論中です。
えびちゃん(ガイドスタッフ)が文字も絵も上手なのでキレイな看板を制作してくれます。
どのような情報が店前にあるといいかねーと話し合っているアイデアとしては、
- カヌーツアー中に見れる景色の写真
- スタッフ知ってもらう工夫
といったのが出ています。
まだまだ工夫の余地がありそうです!
クレジットカード決済が可能なことを掲示
こちらはブラックボードに追加した情報ですが、今の時代はお会計の時にどのような選択肢があるかを事前に知りたいのではないかと考えました。
選択肢は現金のみではなく、わたくしが大好きエアレジでクレジットカードやQRコード決済などにも対応しています。
何度か「田舎なのにクレジットカード使えるんですね」と率直なw感想をいただいたこともありますし、一定数クレジットカードが使えるので参加する、というお客様もいるのではないかと肌感覚ですが感じています。
面白いのが、ツアーはある程度大きな金額になるのでクレジットカードの利用が多いですが、テイクアウトカフェや物販といった少額になるとQRコード決済が多くなる、と金額で決済方法を使い分けている人が多いのではないかという印象があります。
今の時代は感染対策の一環としてもクレジットカード決済がマストなのでゴリゴリ使ってもらえるように「準備しているよ」というのは積極的に伝えていきたいものですね。
「支笏湖無限遊び」無料レンタル品の設置
今年の初夏あたりだったと思います。
かのあ代表の松兄が突然「店前に虫取り網あったら楽しくね?」といい始め、その場でサクッとスマホで虫取り網を注文し、お店に虫取り網が届くや否やツアーに出ていく前に「店前に虫取り網を置く台を作っておきたまえ」と言い残してツアーに出発していきました。
なんたるスピード感!と思いつつ、絶対にツアーから帰ってくるまでに作ったる、となぞの対抗意識で突貫工事虫取り網設置台を作り、「支笏湖無限遊び」の道具無料レンタルがスタートしました。
有料でのレンタルも一瞬よぎりましたが、単純に子どもたちが自然の中で遊んで楽しめる環境を作って自然と親しむ機会が作れればそれでいいんじゃない、と話し合った末に結論し、自由に使っていいよ方式にしました。
虫取り網とセットで虫かごも準備しています。
季節によって「支笏湖無限遊び」に変更を加え
- 夏は虫網と虫かごで虫取りに走り回る「支笏湖無限遊び」
- 秋は小さなカゴに変更して木の実や落ちているものを拾える「支笏湖無限遊び」
- 冬は動物の足跡を探すチラシをわたして探しに行く「支笏湖無限遊び」
といろいろと遊べます。
さて、春はどのようなものにしたらいいですかね?
ガラス越しに動画を流す(未完)
かのあの店舗の中にテレビがありました。
たまに動画を流したりしていましたがあまり有効活用できている感じがありません。
冬の始まりに支笏湖に来る人が少なくなってきたタイミングで「少ない人でも何とかお店に興味持ってもらえないかな?」と考えて、いまいち生かし切れていないテレビで動画を店前からでも見えるようにできないか?と設置場所をとりあえず動かしてみました。
お店の中からガラス越しに動画を流す作戦です。
あまり何も考えずに縦画面にして動画を流そうとテレビを移動して縦にガラスの前に設置し終えてから、テレビがだいぶ古い型式だったので縦画面対応ではなかったことに気づきました。
じゃあ流す動画自体を横にしてしまえ、と動画を無理やり横になるように編集(縦画面になると縦になるように、文字で伝わるかな?w)して作りましたが、テレビにUSBの接続先がないことに動画を作ってから気づきました。
それなら一緒にあるDVDプレイヤーから流せばいい、と動画をどの保存方式にすればいいかを調べることもせずにとりあえずすべての保存方式にしてDVDプレイヤーにUSBを接続しましたが、結局動画が再生できませんでした。
なぜだ?
まったくもって下調べをせずに、とりあえず手を動かしてしまったのが仇となりました。
時間の使い方としては最低の使い方をしてしまったことを反省しています。
11月の下旬にとあるイベントに勉強しに東京に行った際に何か仕事の足しになるような情報はないものかとフラフラと徘徊しました。
とあるアウトドアブランドが集合してるショッピングモール的な場所に行った際に、大きな看板と大きなマップがある場所にチラシが入る屋根付きアクリルボックスがありました。
「これいいやんけ!」
と思い写真にとって忘れないようにアイデアを持ち帰ってきました。
チラシサイズのアクリルボックスで店前というか道沿いにチラシを置くことで、お店に入るハードルが高いと感じている人にもチラシを渡すことができるかもしれません。
調べてみたところアクリルケースが4,000~5,000円ぐらいするようで二の足を踏んでいます。
効果は正直そこまでわかりませんが選択肢としてはありだと思うので、一旦アイデアとしてステイしておこうと思っています。
購入しようと企んでいるアクリルケースはこちら ↓
今回の結果
お店の前を改善することでどのくらいの集客につながったかは定かではありません。
昨年度の当日飛び込みの件数も今年の当日飛び込みの件数も正確な数値を把握していないので結果を導き出すことができていないのが正直なところ。
参加者名簿を整理すればもしかしたらある程度の数字の傾向を・・・いや、当日電話と当日飛び込みの違いは今となってはわかりようがないので難しいですね。
改善前と改善後を比較することができなければ改善になっているかどうか、を計測することができません。
目立たないことですが、参加者の人がどのような予約経路で入っているかは正確に記録に残し、改善の一つの目安にしなければいけないなと、この文章を書きながら反省しました。
ただ「支笏湖無限遊び」は、ビジターセンターもこの活動に賛同してくれて、ビジターセンターの本コーナーに昆虫ブースを作ってくれたりと小さな動きですが、支笏湖地域として自然を楽しんでいただく動きになり始めています。
一組ですがカヌーツアーに参加された方で、「虫取りしている子どもの動きを見てかのあに立ち寄ろうと思い、ツアーに参加したんだ」とわざわざうれしいお言葉をお伝えしてくれた人もいて、正直そんな展開は考えていませんでしたがなんだかいい感じです。
今回の学び
とりあえず思いついたものを片っ端から実現して、いい感じのものもあれば、完全に時間を無駄にした改善もありました。
正直やってみないとわからない、やってだめだったらやめればいい、というのは間違っていないと思いますが、改善前と後を比べることができなければ、だめだったかどうかすらわかりようがありません。
また、とりあえず手を動かせば仕事をした気になることはできますが、成果が出ないとわかったことと意味のないことは結果は両方だめですが意味合いに雲泥の差があります。
忙しくなると考える余力がなくなってしまい、つい何も考えず手を動かしてしまいがちになりますが、しっかりと考える時間を確保して、極力時間を無駄にしないように効果的なことだと考えられる実験をする仕事の進め方をしなければだめだなーと思っています。
手を動かすのは楽で、考えるのは大変。だけど考えることから逃げちゃだめだ